車での移動中、スマホをナビや音楽プレーヤーとして活用する人は増えていますよね。
でも「どこにスマホスタンドを付ければいいの?」「カバーを付けたままだと固定できない…」と悩む方も多いのではないでしょうか?
この記事では、スマホスタンドを車に取り付けるベストな位置や、カバーを付けたままでも使える製品の選び方、安全に使うための注意点までを徹底解説!
スマホをもっと安全・便利に活用したい方、必見です!
スマホスタンドの取り付け位置で快適さが変わる!
ダッシュボード:定番で視線移動が少ない
ダッシュボードへのスマホスタンドの設置は、もっともポピュラーな方法のひとつです。
理由は、視線の移動が少なく運転中でも確認しやすいからです。
たとえばナビアプリを使用する場合、ダッシュボード上にスマホを設置しておけば、前方の視界と連動する形で確認できるため、安全性も高まります。
設置方法としては、吸盤タイプやゲルパッドタイプのスマホスタンドが多く使われています。
ただし、素材によっては粘着が弱くなることもあるので、設置面のホコリや油分はあらかじめきれいに拭き取っておきましょう。
さらに、ダッシュボードに曲面が多い車種では固定が不安定になることもあるため、平らな面を選ぶのがポイントです。
また、ダッシュボード上に設置する場合、法律上フロントガラスに物を置く行為が視界の妨げになるとみなされることもあるため、設置位置には注意が必要です。
できるだけメーター類やエアバッグの開閉に干渉しない、中心からやや右寄りの位置が理想です。
このように、ダッシュボードは見やすさ・使いやすさに優れている反面、設置場所に工夫が必要な点もあるため、事前に自分の車種やダッシュボード形状を確認しておきましょう。
エアコン吹き出し口:手軽だけど注意点も
エアコン吹き出し口に取り付けるタイプのスマホスタンドは、簡単に着脱できて手軽に導入できる点が人気です。
クリップやフックで差し込むだけで使えるため、レンタカーやシェアカー利用者にも重宝されています。
ただし、夏や冬のエアコン使用時に注意が必要です。
特に冬場に温風を強く出すと、スマホに直接熱風が当たり、端末が過熱するリスクがあります。
また、風向きが制限されるため、快適性が損なわれる可能性もあります。
さらに、吹き出し口の形状によってはスタンドがしっかり固定されないことも。
水平タイプのルーバーなら比較的安定しますが、丸型や縦型だと外れやすくなるので、製品選びの際は事前確認が必要です。
それでもエアコン取り付けタイプは、視線移動が少なく手が届きやすいため、通話や操作時には非常に便利です。
軽量なスタンドを選ぶことで、ルーバーへの負担も軽減されるでしょう。
フロントガラス:視界の邪魔にならない設置術
フロントガラスに直接スマホスタンドを吸盤で取り付ける方法もあります。
これにより、スマホをちょうど目線の高さに設置できるため、ナビ利用時の視認性は抜群です。ただし、視界の邪魔にならない位置を選ぶことが大前提です。
おすすめの位置は、助手席側の上部やルームミラーの横。
これなら運転中に前方の視界を遮らず、安全に使うことができます。逆に、運転席側中央などは視界を妨げやすく、交通違反と見なされることもあるので注意が必要です。
吸盤タイプの場合、気温によって吸着力が変わる点にも留意しましょう。
特に冬場は吸盤が外れやすくなるため、事前に吸着面を温めたり、ジェルタイプの補助シートを使うと安定性が増します。
また、長時間の直射日光でスマホが高温になることもあるため、日差しの角度を考慮した設置が求められます。
スマホの日除けカバーを併用するのもおすすめです。
ドリンクホルダー:安定性重視派におすすめ
スマホを安定して固定したい人には、ドリンクホルダー設置型のスマホスタンドがぴったりです。
このタイプは、ホルダーに差し込むだけなので取り付けが簡単で、ぐらつきにくいのが特徴です。
車の揺れに強く、スマホが落下するリスクもほとんどありません。
ただし、運転中にスマホを見るためにはやや視線を下げる必要があるため、ナビ利用には不向きです。
代わりに音楽再生やハンズフリー通話、サブ画面利用に向いています。
最近ではアームが伸びて角度調整ができるタイプもあるため、見やすさを重視する場合はそのような製品を選ぶと良いでしょう。
また、センターコンソールのデザインによっては取り付けが難しい車種もあるため、サイズ確認は必須です。
ドリンクホルダーは車内でも振動が少ない位置にあることが多く、スマホに優しい設置場所のひとつです。
カバーをつけたスマホでもしっかりホールドできる設計のスタンドを選べば、使いやすさはさらにアップします。
ステアリング付近:運転中の操作はNG?
ステアリング(ハンドル)付近にスマホを置くと、視線の移動が少ないため便利に思えるかもしれませんが、
これは非常に危険な場所です。
運転中にスマホに手が届きやすくなる反面、操作することで前方不注意になりやすくなります。
また、ステアリングのすぐ近くにはエアバッグが内蔵されていることが多く、万一の衝突時にスタンドが飛んできてケガをするリスクがあります。
安全基準としても推奨されない位置です。
中にはハンドルに取り付けるバンド式のスマホホルダーも販売されていますが、日本の交通法規や安全面から考えてもおすすめできません。
あくまで停車中の確認用であることを理解して使うべきです。
運転中のスマホ操作は道路交通法でも禁じられており、違反すると反則金や減点対象になります。
安全を最優先に考えるなら、ステアリング周辺への設置は避けるべきです。
スマホカバーを付けたまま使えるスタンドの選び方
マグネット式とホールド式の違いとは?
スマホスタンドには主に「マグネット式」と「ホールド式」の2種類がありますが、カバーをつけたまま使いたい場合はそれぞれにメリット・デメリットがあるので理解しておくことが重要です。
まずマグネット式は、スマホやケースに金属プレートを貼り付けることで、スタンドと磁力で吸着させるタイプです。
最大の魅力は、片手でサッと取り付け・取り外しができる手軽さ。
運転中でも操作が最小限に抑えられるので、非常に人気があります。
ただし、分厚いカバーやスタンド内蔵のリング付きケースなどを使っていると、磁力が弱まって落下するリスクがあります。
一方、ホールド式はスマホを四方からしっかり挟み込んで固定するタイプです。
カバーの厚みに左右されにくく、どんなケースでも比較的安定して設置できるのが特徴です。
スマホのサイズを自動調整してくれるモデルも多く、利便性は高いです。
ただし、取り付け・取り外しに両手が必要なことが多く、やや面倒に感じることもあります。
どちらを選ぶかは、使っているスマホケースのタイプと、ご自身の使用スタイル次第です。
手軽さを求めるならマグネット式、安定性を重視するならホールド式がおすすめです。
厚めのカバーでも使えるスタンドの条件
スマホを守るために、耐衝撃性の高い厚めのケースを使っている人も多いでしょう。
そんな場合に重要になるのが、スタンドの「アームの開口幅」や「磁力の強さ」です。
ホールド式であれば、アーム部分が70mm以上開くタイプを選べば、iPhone Proシリーズや大型Android端末+厚めケースでも問題なく使えます。
また、滑り止め素材のあるラバー付きのアームなら、ケースの材質を問わずしっかりフィットします。
マグネット式の場合は、スマホとスタンドの間にケースがあることで磁力が弱くなるのが最大の課題です。
そのため、磁石のN極S極の設計が工夫された「多極マグネット」や「ネオジム磁石」使用モデルを選ぶと、吸着力が落ちにくくなります。
また、専用の金属プレートをケースの外側に貼るなどの対策も有効です。
さらに、重さにも注意が必要です。カバーをつけるとスマホの重量は20〜40g程度増えることもあるため、スタンドの耐荷重(一般的には250g〜300g)が十分であるか確認しましょう。
カバーをつけたまま使いたいなら、「厚さ対応」「強力吸着」「耐荷重」をチェックすれば失敗が減ります。
ワイヤレス充電対応スタンドの注意点
ワイヤレス充電対応のスマホスタンドは、ケーブルを繋がずにスマホを置くだけで充電できるため、とても便利です。
しかし、スマホケースをつけたまま使いたい場合には、いくつかの注意点があります。
まず、ケースの厚さが充電効率に直結します。
Qi(チー)規格のワイヤレス充電では、5mm以上の厚みがあるケースでは充電が不安定になることがあります。
特に金属製のケースやマグネットプレートが内蔵されているものは、充電できないこともあります。
そのため、ワイヤレス充電対応スタンドを使うなら「充電対応ケース」や「薄型・非金属素材のケース」を選ぶのが鉄則です。
最近では、MagSafe対応のスマホスタンドも登場しており、iPhoneユーザーにはおすすめです。
これは磁力と充電機能が一体化しており、位置ズレが起きにくく、充電効率も安定しています。
もう一つのポイントは、スマホの冷却性能です。
充電中に熱を持ちやすいワイヤレス充電では、カバーが熱をこもらせてスマホに負担をかけることがあります。
エアフロー付きの冷却ファン付きスタンドなどを選べば、長時間の使用でも安心です。
結論として、カバー付きのままワイヤレス充電を使いたいなら、「薄型」「非金属」「MagSafe対応」「冷却性能あり」の条件を満たすスタンドを選ぶことが重要です。
落下しにくい素材と設計を選ぼう
スマホスタンドを選ぶとき、カバーの有無にかかわらず、落下防止はとても大切です。
車は振動や揺れが頻繁に発生するため、スタンドの素材と設計の工夫がスマホを守るカギになります。
まず、素材は「ABS樹脂」や「TPUゴム」など、耐久性と弾性に優れたものがベストです。
特にホールド部分に滑り止めゴムが使われていると、カバー付きのスマホでもずれにくくなります。
次に、吸盤やゲルパッドの性能もチェックしましょう。
ゲル吸盤タイプのスタンドは、再利用可能で吸着力も強いため、温度差のある車内でも安定しやすいです。
また、ロック式の吸盤はしっかり固定できるため、落下リスクを大幅に軽減できます。
設計面では、「3点支持設計」や「重心を低く設計したタイプ」がおすすめです。
特に縦向き・横向きどちらでも使える回転式のスタンドは、スマホの重みをバランスよく支えるため、運転中のブレを抑えられます。
落下防止を優先したい人は、口コミやレビューで「揺れても外れない」と評価されている製品を選ぶと良いでしょう。
長距離ドライブや高速道路での使用でも安心して使えます。
カバーを外さずにスマホを安定固定するコツ
スマホをカバーを付けたままでもしっかり安定させるには、スタンド選びに加えて「正しい取り付け方」も重要です。
どんなに良い製品を使っていても、設置が甘ければ落下の危険性はゼロにはなりません。
まず確認すべきは、スタンドの角度です。画面が自分の目線に合うように微調整することで、余計な圧力がかからず、安定性が高まります。
また、スマホをスタンドに置くときは、できるだけ真ん中に重心が来るようにセットしましょう。
ホールド式を使っている場合は、左右のアームがしっかりスマホを押さえているか確認してください。
ケースの素材によっては滑りやすいものもあるため、アームのラバー部分とスマホの密着感が重要です。
マグネット式であれば、金属プレートをできるだけスマホの中央に貼ることがポイントです。
位置がずれていると、磁力が均等に伝わらず、走行中の揺れで落ちる原因になります。
そして、車に取り付ける際は、事前に設置面をアルコールなどで拭き取り、ホコリや油分をしっかり除去しておきましょう。
吸着力が高まり、ズレや落下を防げます。
こうした小さなコツを意識することで、カバー付きのスマホでも驚くほど安定した状態で使えるようになります。
安全・快適なカーライフのために、ぜひ実践してみてください。
スマホスタンドの取り付けNG例とその理由
エアバッグ付近は絶対NG
スマホスタンドの設置場所で絶対に避けるべきなのが、エアバッグの展開部分です。
特にハンドルや助手席前方、ピラー部分などにエアバッグが内蔵されている車がほとんどで、ここにスマホスタンドを設置することは非常に危険です。
万一事故が発生し、エアバッグが作動すると、スマホスタンドごと勢いよく飛ばされてしまい、同乗者や自分自身にケガをさせる可能性があります。
スマホ自体が凶器になることもあり、非常に深刻な事故につながりかねません。
さらに、エアバッグの動作を妨げることで、本来の安全機能が正しく作動せず、命に関わる事態も考えられます。
そのため、スタンドの設置前に、必ず取扱説明書などでエアバッグの展開エリアを確認しましょう。
特に注意が必要なのは「エアバッグの隣接エリア」にもスタンドを付けてしまうケースです。
展開時の勢いは非常に強く、周囲数十センチにも影響が及ぶため、十分な距離を保つことが大切です。
また、エアバッグが隠れて見えないタイプの車もあるため、「大丈夫だろう」という思い込みでの設置は厳禁です。
最初からその位置には設置しないことが、最も確実で安全な選択です。
運転中の視界を遮る場所とは?
スマホスタンドを設置する際に、もう一つ重要なのが「運転中の視界を遮らないこと」です。
どれだけ便利な位置に置けても、視界の妨げになってしまっては本末転倒ですし、法律上もNGとなります。
特に避けるべきは、フロントガラス中央の上部や、メーターの真前など。
ここにスマホを置いてしまうと、歩行者や信号、他の車両の見落としにつながりやすくなります。
また、道路交通法の「安全運転義務違反」として取り締まりの対象になることもあります。
さらに、意外と多いのがダッシュボードの「盛り上がり」部分に設置して、スマホが斜めに立ってしまい、画面が反射して見えづらくなるケース。
これでは運転中にスマホを凝視することになり、事故のリスクが高まります。
理想的な位置は、ハンドルよりやや右上や、センターコンソールに近いエリアで、視界の邪魔にならず、チラッと見るだけで情報を確認できる場所です。少しでも見えづらい、邪魔と感じたら、その場所は避けるのが正解です。
車検で問題になる取り付け位置
スマホスタンドを取り付ける際に「これって車検通るのかな?」と不安になる方も多いと思います。
実際、取り付け位置によっては車検で指摘されるケースもありますので、注意が必要です。
例えば、フロントガラスの中央上部や、ワイパーの可動範囲を遮る位置にスタンドが設置されていると、「視界不良」と判断され、車検に通らない可能性があります。
これは、ドライバーの前方視界を確保することが法律で定められているからです。
また、計器類やスイッチ類の操作を妨げる位置に設置されている場合も、整備士から指摘を受けることがあります。
たとえばエアコンの操作ボタンが隠れてしまっていると、安全な操作ができないと判断されることがあるのです。
さらに、ワイヤレス充電タイプのスマホスタンドなどで、配線がむき出しになっている場合も、車検の際に安全面の確認が入ることがあります。
配線が緩んでいると、「緩結」や「危険物の搭載」として問題視されるケースもあります。
安心して車検を通すためには、「視界を遮らない」「操作に支障をきたさない」「配線をしっかり処理する」という3点を守ることがポイントです。
粘着式の落下リスクと対策
ダッシュボードやフロントガラスに取り付けるタイプのスタンドでよく使われているのが「粘着式」や「吸盤式」です。
非常に便利な一方で、季節や素材によっては落下してしまうリスクも高まります。
特に夏場は、車内温度が60度以上になることも珍しくなく、粘着素材が柔らかくなり、固定力が弱くなることがあります。
また、冬場は逆に硬化して粘着力が低下することも。
気温による変化を想定して、設置面の清掃とメンテナンスが必要です。
対策としては、設置面に専用の「ゲルパッド」や「粘着補助プレート」を使う方法があります。
これにより、吸着力が長持ちし、粘着面の汚れも防げます。
さらに、落下防止のために「安全ストラップ」や「二重固定方式(吸盤+粘着)」を採用しているモデルも増えてきました。
落下を未然に防ぐためにも、定期的にスタンドを外して吸着面を掃除したり、劣化している場合は買い替えを検討しましょう。
スマホ本体が壊れてしまう前に、しっかり対策することが大切です。
走行中の振動で外れる位置とは?
走行中の車内は、実は思っている以上に振動があります。
特に路面が荒れている場所や、長距離走行、高速走行では、スマホスタンドへの負荷も増大します。
振動の影響を強く受けるのが、ダッシュボードの曲面や斜面部分、またはアームが長く伸びているスタンドです。
これらは構造上どうしても揺れやすく、スタンドの根元に負荷が集中するため、外れやすくなります。
特にスマホが重かったり、カバーでさらに重さが増している場合、振動で次第に角度がズレてきたり、最悪の場合は外れて落下する危険性もあります。
これではナビも見づらくなり、操作のたびに直す必要がありストレスです。
対策としては、アームの短いタイプや、低重心設計のスタンドを選ぶこと。
また、ダッシュボードに設置する際には「水平な面」を選び、スタンドがしっかり設置できるようにすることが大切です。
振動が気になる方は、「サスペンション構造」や「ダンパー内蔵型」のスタンドも検討してみましょう。
衝撃を吸収してくれるので、スマホへのダメージも減り、より快適に使用できます。
使いやすさで選ぶおすすめスマホスタンド5選
マグネット式で片手操作OKなモデル
マグネット式スマホスタンドは、片手で取り外しができるため、運転中でも簡単に操作できるのが最大の魅力です。
中でも【Andobil マグネット式ホルダー】は、強力な12個のネオジム磁石を搭載しており、iPhoneのMagSafe対応モデルとも相性抜群です。
このスタンドはエアコン吹き出し口やダッシュボードにも設置可能な2WAY仕様で、スタイルや車種に合わせた柔軟な使い方ができます。
厚みのあるカバーを使っていても磁力がしっかり届くため、安心して使えるのもポイントです。
ただし、マグネット式の場合、スマホケースの裏面に金属プレートを貼る必要があります。
これがワイヤレス充電と干渉することがあるため、使用前にプレートの位置やケースとの相性を確認しておきましょう。
運転中にナビや音楽アプリを素早く確認したい方には、このマグネット式が非常におすすめです。
視線移動も少なく、スマートな操作が可能になります。

吹き出し口クリップ式でコンパクト
クリップ式のスマホスタンドは、エアコン吹き出し口に差し込むだけという手軽さが魅力です。
おすすめなのが【セイワ WA138 クリップホルダー】です。
金属バネとシリコン素材の組み合わせにより、しっかりとルーバーに固定されます。
特に小型車や車内スペースが限られている車種では、クリップ式のコンパクトな設計が使いやすく、スマホが邪魔になりません。
また、角度調整も360度できるので、自分の好みの位置に固定できます。
一方で、注意点もあります。
夏場に冷房を使っているとスマホが冷えすぎて結露したり、冬場の温風が直接スマホに当たって熱くなったりすることがあります。
長時間の使用や精密機器に影響が出る可能性もあるため、吹き出し口の風量調整は重要です。
また、ルーバーの形状によっては取り付けにくい場合もあるため、購入前には車種との互換性を確認しておくと安心です。

アーム調整できる万能タイプ
自由な位置にスマホを配置したい方には、アーム調整可能なスタンドがおすすめです。
【PCASTORE ゲル吸盤式スタンド】は、長さと角度の調整が可能で、使い勝手が非常に高いモデルです。
このスタンドはダッシュボードやフロントガラスに吸盤で固定するタイプで、アームが伸縮・回転するため、ドライバーの目線や姿勢に合わせたベストポジションを作ることができます。
大型のスマホや厚めのケースにも対応し、しっかりホールドしてくれます。
吸盤部分にはゲル素材が使用されており、取り外し可能で繰り返し使えるのもポイント。
取り付け面の掃除をしっかり行えば、驚くほどしっかり吸着してくれます。
デメリットとしては、アームが長すぎると揺れやすくなることがあるため、取り付け場所を水平で安定した面にすることが大切です。
また、日差しの影響を受けやすい場所では、スマホの過熱に注意しましょう。

ワイヤレス充電対応で快適操作
ワイヤレス充電対応のスマホスタンドは、車内での快適さを格段にアップさせてくれます。
注目アイテムは【LOHASTEN 15W ワイヤレス充電スマホスタンド】です。
このスタンドはスマートセンサー搭載で、スマホを近づけると自動でアームが開閉し、片手でもスムーズに取り付け可能です。
15Wの急速充電に対応しており、iPhoneやAndroidの最新モデルもストレスなく充電できます。
ケースをつけたままでも使用可能ですが、充電効率を下げないためには、ケースの厚さが5mm以内で金属を含まないものが推奨されます。
MagSafe対応ケースや、薄型のシリコンケースとの相性が特に良いです。
充電しながらスマホをナビや音楽再生に使いたい方にとっては、このスタンドは最適です。
ただし、設置面が安定していないと充電接点がズレる可能性があるため、水平な面にしっかり固定することが重要です。

スマホスタンドを長く快適に使うためのポイント
定期的な取り付けチェックを忘れずに
スマホスタンドは、一度取り付けたらそのまま使い続けがちですが、定期的な取り付けチェックがとても大切です。
特に粘着式や吸盤式のスタンドは、時間の経過や温度変化によって吸着力が弱まることがあります。
例えば、夏の暑い日には吸盤部分のゴムが柔らかくなって吸着が甘くなり、冬は逆に硬くなって粘着力が低下することもあります。
また、ダッシュボードの素材によっては表面が劣化してくることもあり、吸着が不安定になる原因になります。
定期的にスタンドを外して、取り付け部分のホコリや油分を除去すること、そして吸盤や粘着パッドを水洗いするなどのメンテナンスを習慣にすることで、吸着力を長持ちさせることができます。
また、クリップ式スタンドを使っている場合も、走行中の振動で少しずつ緩んでくることがあるため、毎週一度程度のチェックをおすすめします。
落下防止のためにも、スタンドの固定状態を定期的に確認する癖をつけましょう。
車内温度による影響と対策
スマホスタンドにとって、車内の温度変化は大敵です。
特に夏場の車内は高温になることが多く、ダッシュボード付近では70度を超えることもあります。
このような高温下では、スタンドの素材が劣化したり、粘着剤が溶けてしまう可能性もあるのです。
また、スマホ自体にも熱がこもりやすくなり、ナビや音楽アプリを長時間使っていると「高温注意」でアプリが停止することも。
さらに、バッテリーの劣化にもつながります。
対策としては、遮光サンシェードを使ってダッシュボードの直射日光を避ける、または日中はスマホスタンドを取り外しておくなどの工夫が有効です。
最近では、耐熱設計されたスタンドも登場しており、炎天下の使用に配慮されたモデルを選ぶのも一つの方法です。
冬場は逆に素材が硬化しやすいため、吸盤が吸い付きにくくなったり、パーツの破損が起こりやすくなります。
暖房で温めてから使用するか、温度に左右されにくいゲル素材の吸盤を選ぶと安定します。
温度による影響は見逃されがちですが、スタンドやスマホを長く快適に使うためには、季節ごとの対策がとても重要です。
スタンドの汚れ対策とメンテナンス法
スマホスタンドの汚れは、吸着力や操作性に大きく関わってきます。
ダッシュボードやフロントガラスは、意外とホコリや手垢、油分が付きやすく、スタンドの吸盤部分やクリップの滑り止めに影響を与えます。
定期的なメンテナンスとしては、まず取り外したスタンドを中性洗剤とぬるま湯で洗浄し、よく乾かすことが基本です。
特に吸盤やゲル素材の部分は、洗うことで再び吸着力が復活することも多く、経年劣化を遅らせる効果もあります。
また、スマホを支えるアーム部分やホールド部には皮脂やホコリが付着しやすいため、マイクロファイバークロスで優しく拭くことを習慣にしましょう。
可動部にホコリが溜まると、動きが悪くなったり破損の原因になることもあります。
さらに、エアコン吹き出し口に取り付けるタイプの場合、フィンの隙間に入り込んだホコリがスマホにも付着することがあるため、車内のエアコンフィルターや吹き出し口の掃除も重要です。
ちょっとした手間を惜しまずにメンテナンスをすることで、スマホスタンドの寿命がぐんと伸び、快適な使用が長く続けられるようになります。
落下時のスマホ破損を防ぐテクニック
走行中の振動や取り付け不良によって、スマホがスタンドから落下してしまうことは意外とよくあります。
そして、落下の衝撃でスマホが傷ついたり、画面が割れてしまうケースも少なくありません。
このような事態を防ぐためには、まずスマホケースを「耐衝撃性があるもの」にすることが効果的です。
特に角の部分を保護する設計のケースや、TPU素材のクッション性に優れたケースは、万が一の落下時にもスマホへのダメージを最小限に抑えられます。
また、落下防止用のストラップやシリコン製のストッパーなどを併用することで、万が一スタンドから外れても床に落ちる前にキャッチできます。
さらに、スタンド自体の設置場所を「なるべく低い位置」にすることも、落下による破損リスクを軽減する一つの工夫です。
最近では、スタンドとスマホをケーブルでつなぐ「セーフティコード」付きモデルも登場しており、こうした製品を選ぶことで、安心感が一層高まります。
備えあれば憂いなし。万一の時に備えて、落下対策はしっかり行っておくのがスマートな選択です。
安全面を最優先に考えよう
最後に最も大切なのが、「安全性を最優先にする」という意識です。
スマホスタンドは便利なアイテムではありますが、運転中の操作や視界を妨げる位置への設置は、重大な事故につながる可能性もあります。
たとえば、運転中にスタンドからスマホが外れた場合、それを拾おうとして前方から目を離すことが事故の原因になります。
また、ナビや音楽アプリを操作する際には、できるだけ停車時に行うことを徹底しましょう。
日本の道路交通法では「ながらスマホ」は厳しく取り締まられており、運転中の操作や画面注視が確認されれば、反則金や点数減点の対象となります。
スマホスタンドを使っているから安全、という油断が危険を招くケースも少なくありません。
そのためにも、スマホスタンドは「見るだけ」で使える位置に設置し、ハンズフリー機能や音声アシスタントを活用することが、今後ますます重要になっていくでしょう。
安心・快適なドライブのために、安全性を常に意識しながらスマホスタンドを使うことが、最も大切なポイントです。
まとめ
スマホスタンドは、ただスマホを固定するだけの道具ではありません。
運転中の安全性や快適さ、そしてスマホ本体の保護にも関わる重要なアイテムです。
特にスマホカバーを付けたまま使用したい場合、取り付け位置やスタンドのタイプ、素材、設置方法などに気を配ることで、長く快適に使うことができます。
今回の記事では、ダッシュボード、エアコン吹き出し口、フロントガラス、ドリンクホルダーなど、各取り付け場所のメリット・デメリットを紹介しました。
また、マグネット式やホールド式、ワイヤレス充電対応など、スマホスタンドのタイプごとの特徴と、ケースをつけたままでも使える条件も解説しました。
取り付け位置のNG例や、落下対策、車検や法律上の注意点にも触れ、安全に使うためのポイントも押さえました。
どんなに便利なアイテムでも、正しい知識と使い方があってこそ本来の性能を発揮します。
ぜひこの記事を参考に、ご自身のライフスタイルや車にぴったりのスマホスタンドを見つけて、安全で快適なカーライフを楽しんでください。