環水平アークと彩雲との違いは?地震との関連性とその根拠

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6月26日11時頃、関東の南の空に環水平アークと呼ばれるきれいな虹色の雲が見える所があり、話題になっています。

環水平アークと彩雲は同じものだと言っている人もいますが、大気光学現象という点では同じですが、似ているようで違うものです。

地震の予兆という声もありますが、そんなこともありません。その根拠についてもまとめました。

環水平アークと彩雲との違いは?

環水平アークとは

環水平アークとは氷の粒でできた薄い雲によって太陽光が屈折することで虹色に見えたもので、太陽と同じ方向の空の低い所に見えるのが特徴です。

高度58℃以上の太陽が高い場所にあることが必要条件になるので、春から夏にかけてしか見ることができない現象です。

実際にここ10年間の統計でも4月~8月の間しか観測されていません。

彩雲とは

彩雲(さいうん)とは太陽の近くを通りかかった雲が赤、黄、緑などに彩られているように見える光学現象です。太陽の光が雲を構成している氷の粒にあたって回折することで発生します。

見たい時は青空に薄めの巻積雲(けんせきうん)や高積雲(こうせきうん)、風で千切られた積雲が浮かんでいる時がねらい目です。

巻積雲や高積雲はこんな雲

巻積雲はうろこ雲やいわし雲とも呼ばれるこんな雲です。

高積雲はこんな雲です。むら雲とも呼ばれます。

このような雲を一度は見たことあるんじゃないでしょうか。

こんな雲を見かけたら彩雲を見ることができるかもしれません。

ちなみに彩雲が現れる事は吉兆だと昔から言われています。

環水平アークと彩雲との違いのまとめ

写真を見比べるだけでも違いはお分かり頂けるかと思います。

環水平アークは他の形でも現れますが、彩雲のように広がった形ではありません。

環水平アークは太陽が高い時に太陽より低い場所に割りとはっきり見られますが、彩雲はまだらいわし雲やむら雲といったまだら模様の雲に現れる事が多いです。

環水平アークと違いは春から夏にしか見られませんが、彩雲は季節関係なく見られますし、見ることができる時期にも違いがあります。

なので、レア度も環水平アークのが高いです。

見られたらラッキーですよ!

環水平アークは地震の前兆ではない。その根拠は?

環水平アークは地震の前兆であるとの声もありますが、関連性はありません。

大規模な地震が発生すると『地震雲』というワードもSNS上に浮上するようですが、地震雲と定義されている言葉はありませんし、その存在も証明されていません。

もし関連があるのなら、環水平アークが観測される4月から8月の間にそれがあまり見られない北の方はあまりなく、見られる地域で地震が多発することになります。

実際、そんなことありませんよね?

『なゐふる』という広報誌に地震の発生要因として、2つ挙げられていました。

一般に、地震、すなわち断層面上でのすべりは断層面に働く力が、その面の強度を超えた際に発生します。

このことから、地震の発生要因として、大きく分けて2つ考えられることができます。

一つは「断層面上に働く力が増加する」効果です。そしてもう一つは、「断層の強度が低下する」効果です。

広報誌なゐふるより引用https://www.zisin.jp/publications/naifuru.html

地震の原因は『断層面に働く力の増加』と『断層の強度の低下』です。

気象庁でも雲は地震の前兆にはなりえないと言い切っています。

大気光学現象と地震は全く関係がないとの事なので安心してください。

スピリチュアルの世界では環水平アークはむしろ幸運の兆しと言われてるそうですよ。

虹、綺麗ですもんね。

なかなか見られるものでもないし、見られた時はちょっと嬉しくなりませんか?

見られただけで嬉しい気持ちにさせてくれるんだから、幸運の兆しと言われているのも納得ですね。

環水平アークや彩雲以外の大気光学現象で見られる可能性の高いもの

幻日

右の方に虹色の小さな光があるの、わかりますか?

氷の粒でできている上層の薄い雲などに太陽の光が当たって屈折することによって、太陽と同じ高度の太陽から離れた位置に虹のような光 が見える現象を幻日といいます。

よく見られる現象なのですが、目立たないので幻日は意外に知られていません。

太陽高度に関係なく出現しますが、朝や夕方の方が目立つので探しやすいです。

大気光学現象の中ではレア度が低いので、気を付けて見てると見られる可能性はかなり高いですよ。

環天頂アーク

環天頂アークは天頂付近に弧を描くように現れる現象で、太陽のちょうど上方を中心とする弧で、太陽側の下が赤色、反対側が紫色となっています。

虹が逆さまになったように見えるので、逆さ虹とも呼ばれています。

環水平アークと現象は似ていますが、こちらの方は年間通して出現するので、見られる可能性は高いです。

幻日と同じく、氷の粒によってできるかなり薄い雲に太陽の光が屈折することで出現します。

風が弱い事も出現条件に含まれます。

非常に明るく輝いている事もあるのですが、天頂付近に現れるので、出現していても気づかれない事が多いようです。

誰もが知っている虹も光化学現象の1つです。

虹は太陽光が空気中の水滴で屈折・反射しておきる事によって7色(6色)の光の線に見える現象です。

虹の色の内訳は赤、だいだい、黄、緑、青、紫の6色と言われていますが、可視光線の色の境界には個人差がある為、青色の次に藍色を加えた7色と言われている事があります。

写真のように虹が2本並んでいるのを見たことありませんか?

意外に知られていませんが、虹は多くの場合、2本が対になっています。明るい方を「主虹」、その外側にある薄い方を「副虹」といい、よく見たらそれぞれ7色の光の並び方が逆になっているんですよ。

面白いですよね。

雨上がりに日が差した時に太陽と反対側の方角の空を見たら虹を見られるかもしれません。

探してみてくださいね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

環水平アークと彩雲の違いと地震との関連性についてと、気を付けて見てれば見られる可能性の高い大気光学現象をまとめてみました。

大気光学現象、一言で言ってもいろいろ種類があるので、これがなんなのか、と言われても判断が難しいですよね。

どれも綺麗なものなので、私は見られるならなんでも嬉しいものですが。

地震と気象との関連性は全くないとの事なので、安心してください。

ただし、太陽を直視して目を傷めてはいけないのでサングラスをかけたり手で太陽を隠すなどして対策をしましょう。

幸運の兆しとのことなので、むしろ積極的に探したいですね!

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